自己診断チェックリスト
腰痛、首の痛みの自己診断
- 一日の中で、痛みを感じない時間、たとえ10分ほどでもありますか?
- 痛みの場所は膝より上まで、あるいは肘より上までですか?
- ここ数ヶ月、数年間で、何度か腰痛や頸の痛みを経験されたことはありますか?
- 中腰やしゃがんでいると、もしくはそのすぐ後で痛くなりますか?(掃除機をかける、庭いじりなど)
- 長い時間座っていたり、そこから立ち上がるときに痛くなることはありますか?(座ってテレビを観る、パソコンをするなど)
- あることをやると痛くなり、それをしなければ痛くならない、というような「あること」はありますか?
- 身体を動かしていないと痛くなり、むしろ動いている方が痛くないという傾向はありますか?
- うつぶせでいると腰痛は和らぎますか?(うつぶせになって暫くは痛くても、そのままうつぶせでいると痛みが和らいでくるのであれば、「和らぐ」と判定します)
- 歩いていると腰痛は和らぎますか?
以上の内4つ以上で「はい」と答えられたなら、エクササイズや姿勢などを利用した対策で改善する可能性はとても高いです。「はい」が3つ以下であれば、まずはマッケンジー法の認定セラピストなど専門家にきちんと診てもらう必要があるでしょう。
もし次のような場合は:
- 根性座骨神経痛、頸椎症性神経根症(膝よりも下、肘よりも先に痛みや痺れが出ている)
- 股関節症で股関節や臀部に痛みがある、肩関節症で肩関節や腕に痛みがある
- 腰が痛くて身体を前に曲げるのが大変だ
- 始めは腰や首だけが痛かったが、次第に臀部や肩に痛みが拡がってきている
- 足や手が痺れることがある
- 肘や膝に痛みがあり、これまでこうした部位への治療を受けても改善しなかった
以上の項目で当てはまるものがあれば、マッケンジー法認定セラピストに診てもらうことをお勧めします。マッケンジー法認定セラピストは、筋骨格系の問題全般について検査できるように教育を受けています。また、痛み、可動性、日常生活動作を、その人自身が主体的に改善する為にどうすれば良いかを手助けする教育も受けています。
「自分で治す」効果を高めるために、オリジナルマッケンジーロールや書籍を活用するとよいでしょう。書籍には、「腰痛改善マニュアル」、「首の痛み改善マニュアル」「肩の痛み改善マニュアル」、「膝の痛み改善マニュアル」があります。これらの書籍は、世界中数百万人もの腰痛や首の痛み、肩の痛み、膝の痛みで悩む人達の改善、予防に役立ってきました。その効果については、世界各地で行われた様々な研究によって示されています。